卒業の季節
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ビニールハウスの中で出荷を待つばかりのアジミナ、ミズナ、カラシナの3種。
冬の時期は農薬を使うこともなく、ネットを張ることで害虫も防げる。そして昼夜の温度差がおいしい野菜をはぐくむのだ。
ミズナは紅法師、赤軸でアントシアニンが多く含まれるとっても体にいいのだ。いつもサラダで食しているが実に美味しい。

もうすでに3月も中旬を過ぎ、夏野菜の播種と育苗にとっても気を遣う日々がつづく。この期間が夏の収穫量を左右するのだ。
現在トマトの育苗中、今年は7種のトマトが店頭に並ぶ予定。当然私の選定したとってもおいしいトマトたちなのだ。
野菜も他の商品と同じように名前で売る時代なのだ。
スマホにいろいろあるように、トマトだって、ホウレン草だってそれぞれ名前があり、特徴があるのだから、自分のブランドに自信をもって売らなければいけないのだ。買う側だってそれなりの知識をもって自分のきにいった野菜を選ぶべきなのだ。
ホウレン草はほうれん草としてしか置いていないスーパーよりは産直に来て買うほうが絶対にいいのである。

さて、長い前置き?でしたが、今日は亀岳小学校の卒業式。3名の児童が卒業してゆく。しかしながらこの地域にして年々児童の数が増えているのは奇跡的な、ある意味すごいことなのだ。この田代をもっと研究し、参考にすべきなのではなかろうか。

大きなカバンを背負い、黄色い帽子をかぶり、うちの前を歩いていたのがこんなにも成長し、卒業してゆく。
3人の言葉は私たちの目頭を熱くする。豆腐作りの体験の話も出てきた。

この地域で学び、この地域で経験し、この地域ですごした、それこそがこの地域をはぐくんでゆくのだ。

ある人は、小さな学校は統合すべきだという。しかしその地域に学校がなくなったら、誰がその地域を残してゆくのだろう。
土地そのものだけではなく、思い出、文化、人々、多くの共有財産がそこにはあるではないか。
そんな経験なくして、その土地の戻って暮らそうと考えるだろうか。
見失ってはいけない財産、無くしてはいけない財産がたくさんある。そして自分自身を支えてくれる財産がその地域にはあるのだ。
単純に効率化だけで物事を進めようとすると、日本はとっても貧しい国になってゆくのだろう。

いまいちど本当の豊かさとは何か考え、その土地を愛する必要があるのではなかろうか。
【2016/03/18 20:46】 | 唐臼の郷 鍛冶ヶ沢から | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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