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in あぶない探検隊一時退却

ふらり薬師岳 その7

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さっきから頭上をかすめるこの生き物はこうもりではないかということになった。しかしどこから入ってきたものか。ここをねぐらにしているのか、チーズやワインの香りに誘われたやってきたのであろうか。目の弱いこうもりが我々の周りを飛ぶにはそれなりの理由があるに違いないのだ。もしや吸血蝙蝠か?このあたりに住んでいるこうもりでそんな話は聞いたことがない。

明かりを消して寝る頃にはどこかへ行ってしまった。
寝てからもしばらく話をし、そのうち眠りに付く。それからどれくらいたっただろうか、羽ばたく音とその風が顔をなでる。やっぱり明かりは関係ないんだ、このこうもりは私たちを歓迎してくれているらしい。

何度かいったりきたり顔をかすめる。あまりにも顔に近いので横を向きシュラフにすっぽりともぐり込む。そのうち頭のところへ来てとまった。これから先何が起きるのだろう。興味と不安で眠気が覚めてゆく。
やがてこうもりらしき音は頭の上でゆっくり歩き出した。その足音が聞こえるのである。
こうもりは基本的に逆さまで行動するように思えるのだが音を聞いている限りでは二本足で歩いているようである。ちなみに頭の上は窓になっていて幅広くさんがあるからそこを歩いているのだろう。

何しろこの頃はガスもかかり、雨も降ったり、真っ暗闇の世界であるから何も見えない。ただこうもりの動く音だけが響いているのである。

そんな暗闇で、シュラフにもぐり顔だけ出して仰向けに寝ている姿を想像するに。
こうもりを従え、じっと眠りにつく我々は、どう見てもドラキュラにしか見えないのであります。

そのうちこうもりの顔をかじられるのではないかと不安を覚えつつ、疲れ、アルコールのしみた体はやがて暗闇のそこへと落ちてゆくのでありました。

※ 小さい頃こうもりを捕まえたりしましたが結構凶暴で手をかじります。普段は昆虫などをとってたべているようですね。
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