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in 親父はシェットランド

親父はシェットランドその16

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愛犬レナの発情が始まった、きまって冬と夏の時期にやってくる。

自分の子供たちのオムツも取り替えたことない私が、なぜか犬にオムツをする担当になってしまった。時代は変わったのだ。

相変わらず馬鹿親父のリュウは娘のあとを追い回している。種の保存か単純にエッチな親父か。
レナは隣の家のちび丸が好きらしい。夜トイレかと思いきや、ちび丸のところへ逆夜這いをかけるのである。

家の中につないでいると、なんとも悲しい声で切ない恋の胸のうちを訴える。「どうして会わせてくれないのですか、私をちび丸様に逢わせて下さい」。
「お前にはもっとふさわしい相手を私が探してあげるから」、いや何しろ子供が生まれるのが大変なのだ。

むかしくろという犬を飼っていた。その頃は生まれると川で殺し、流してやるのが普通だった。犬でも猫でもそれ以外の方法がなかったのだ。
しかし今はそんなことなど出来ないし、畜生と呼ばれた時代と同じ目線で考える今では時代が違いすぎるのだ。

当然飼い犬を食べることもしなくなった。しかしながら生まれてくる子供の数は今も昔も同じで、結果避妊手術なり虚勢手術なりすることになる。それだってイヌが望んでいることではなかろうと思うのであるが。

とりあえず、一ヶ月間紙おむつを取り替えてあげるのが俺の役目なのである。「いい子でちゅからね、はい、しっぽを通しまちゅよ」。
レナは歯をむき出して、ゴキゲンななめである。

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