in 中山間地の農業
野菜作りによせて4
ポットで成長したメロンの苗は本葉が展開したところで、いよいよ畑に定植されます。
定植前に堆肥や肥料などで土を作り、水を十分に含ませ、黒いビニールでマルチングを行います。
これは雑草防止や地温の安定、水分の蒸発を防ぐなどの目的があります。
メロンの場合土に直接触れると病気になりやすいということもあり、不可欠です。
メロンと一緒にネギを植えていますが、これは混植と呼ばれ、コンパニオンプランツ(共栄作物)ともいわれています。これはお互いに助け合う相性のいい組み合わせで、これにより病気などを防いでくれる。減農薬に一役買ってくれるし、一粒で二度美味しいみたいな効果だってある。
いろいろな組み合わせ、作用があるのでやってみたい方は本でも買って試してみるといい。
最近はキュウリでもメロンでもトマト、ピーマン、大抵のものは接ぎ木が主流になってきている。
果樹などは以前からそうだ。これは病気に強い台木にうまい品種の穂木を継ぎ合わせて、栽培する方法で、遺伝子組み換えとは違う、昔からの方法である。
この状態から一か月、温度と水の管理を十分にすれば、花が咲きだすはずである。
ここまで1ヶ月半、どれくらいの花と実がなるかはこの時点で決まっているのだ。