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in 唐臼の郷 鍛冶ヶ沢から

完成間近

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2009-12-29.jpg

木がきてから2年、漸く形になってきた。この集落にかつてあった唐臼を復活させ、水を原動力に粉がつけたらいいとみんなで作り上げた。
あとは水を引いて動かすだけ。

何が楽しいのかっていえば、そのプロセスが楽しく、少し作ってはストーブを囲んで酒を飲む。
そんなことで2年、別に急ぐ必要もなく、自分たちの都合のつくときに、好きなようにやればいい。
とはいっても、一人じゃとてもできるものではなく、一緒になって作り上げようよという気持ちと、それがどう言う意味があるのか、そこに共通の認識がないとできるものではないのである。

一見楽しそうにやっているが、そこには家族やらなんやら巻き込んで色々な出来事があるのだ。
当初は全員参加でやっていたが、いつの間にかそうできなくなってしまう事もある。
何かをみんなでやろうとするときに、立ちはだかる壁は常にあるものだ。

そんなことがありながらも続けていると、通りすがりに声をかけ、手伝ってくれたり、材料を提供してくれたりする人も現れる。
そういう事がまたいいのだ。
そんな形で人と地域はつながっていく。

だから気長に焦らず、そのプロセスを楽しむことが大事なのだ。

見る人にとっては、昔のそれを忠実に再現させるという事が大事なのかもしれないが、我々は金や時間でかたづけるのではなく、共通の価値観を今この時に同じ場所で一緒に共有するという事が最優先なのである。

そして作り上げた達成感とやがてこれを実際に使い、役に立ってくれることがまた楽しみともなるのである。

ただ、こういう活動がそれぞれの生活を脅かさないように、ゆっくりと、そしていつでも離れ、いつでも戻れる体制を常に保ち続けることが必要であり、それを寛大に受け入れられる懐の大きさが必要なのだ。

さて次は炭窯作り。そばも播かなければいけなくなった。

そろそろ麹を作って、味噌の仕込み、ついでに甘酒造り、食べ比べたり、飲み比べたり、来年もまた楽しく、忙しい日々が迎えられそうだ。自分たちで何でもできるってことが普通だった昔、今の良さをいかしつつ、昔の良さを取り戻す、楽しくないわけがないのだ。

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