in 唐臼の郷 鍛冶ヶ沢から
田代の産直その3

引き続き田代の無人直売所の紹介です。
中里地区から更にさかのぼると亀岳小学校があります。全児童8名で素敵な校舎で学んでいます。
ここの子供たちと先生が育てた野菜を学校の入り口に直売所を作り販売しています。
この収益は復興のための義援金として寄付するとのこと。実にい活動です。
でもライバル店がまたひとつ増えてしまったのだ。結構いい野菜作ってるし、負けられないね。
続いては、君田地区。学校から野外活動センター方向に100メートルくらい走ると左にあります。

ここの目玉商品は枝豆。以前は鍛治ヶ沢直売所に出していましたが、自分で作っちゃいました。
次も君田地区、永光寺というお寺さんのところ、左側橋のたもとにあります。

唯一鉄骨造りの直売所です。そして更に200メートルくらい進むと、私たち鍛治ヶ沢地区の直売所があります。

生産者11名で出品しています。ここの直売所はあまったものを売るというよりも、農業の中の一つの取り組みとして運営しております。鍛治ヶ沢ブランドの確立を目指し、地域ぐるみで楽しみながら生活することを目的に取り組んでいます。鍛治ヶ沢唐臼の里プロジェクトの取り組みの一つです。
という事で今回紹介した田代の直売所9か所。それぞれに個性豊かにお客さんを引き付ける工夫をしつつ、ほのぼのと地域の風景に溶け込んでおります。
無人という事もあって金額をごまかしたりするお客さんも中には入るようですが、田代というのは人の信頼、地域のつながりみたいなものでふんわりと包まれたそんな場所なのである。
こうやって出している人たちの気持ちが変に人を疑ってかかるようなことにならないように、震災の時に外国の人たちが見て感じた東北の人たちの秩序ある行動。みたいなものをいつまでも大事にしていけたらいいと思うのである。