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in あぶない探検隊一時退却

秘境の地、伝説の幻の滝を探る その3

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秘境の地、伝説の幻の滝を探る その3 (以前のブログになかった写真が多数おさめられています)

我々の行く手には大きな岩が川を取り囲み、前に進むことを拒んでいた。

転ぼうものならすぐ大怪我をするような鋭利な岩が連なっていたのである。

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私と息子は釣り用のウェダーに登山用のザック、しかし佐藤隊員の装備はゴム底の靴にジーンズ、ザックはキスリングの釣り用のザックであるという。

岩や山道を歩く場合、近年キスリングは使用する人がほとんどいない。荷物は入るが体よりはみ出していると引っかかって歩きにくく、危険なのである。肩のベルトも細かった、長時間の登山用には作られていないのだ。

転んでけがをした時点で靴が滑るであろうことはわかっていた。特に藻や苔の付いた岩はすべるから非常に危険であるし、まして重い荷物を背負っているから転んだときの衝撃は相当なものだ。
命すら危ういのである。

二本の足だけで歩くことはあまりにも不安定である為、私は川を歩きだしてすぐに、腰の鉈を取り出し、細い木を切り、杖を作って渡した。これで3点で体を支えることができ、だいぶ安定した状態で歩くことができるはずだ。

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彼はその後、細心の注意を払い、転ばぬよう進むことが出来たはずである。食い込む肩の荷も何とかしようと考え中身を吟味した。
寝袋、着替え、テントのポール、食料、これらはどうしても必要不可欠なものだった。そして水が2リットル、発泡酒に日本酒これが一番重さの原因であることがわかり、おいてゆくことを勧めたが断られた。
だがやがてこれが終始彼を苦しめることとなるのであった。

我々も同様、この荷物の重さに苦しめられ始めた、岩を超えるたびに汗が噴出し、背中は汗でびっしょりになる。

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やがて川を遡る我々の目の前に大きな渕と岩の壁が立ちはだかった。水量が少ないこの川でこのような幽玄とも呼べるような渕が存在することに驚きしばし呆然とする。

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本来源流行などというものは泳ぐことも考慮して軽装備でやるものなのであろうが今回はそんなことは出来ない。我々は回り込めるルートを探した。検討した結果、左側の山に入り、笹の中を抜けるのが一番安全であろうと判断し、斜面は急であったがそこにルートをとることにした。

登ってまもなく人の通ったような道があった。しかし行く手には人の丈以上に伸びた笹が我々を阻む。これは獣道だったようだ。半ば強引に笹をかいくぐり何とかその壁の上部を回り込むことができた。

この先このような場所がいくつ出てくるのか、果たして超えてゆけるのだろうか不安が胸をよぎる。

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しかしこの不安も打ち消すような美しい光景が次から次へと現れる。やがて沢の合流地点が現れ、その先に細い流れの滝が姿を現す。
私は皆にしばしの休憩をつげ、沢に入りその風景をデジカメに収めた。

細く落ちる滝は静かで繊細な絹の糸を思わせる流れであった。

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