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産地直売施設に思う事

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 オレガノの花とレモンバーム、ビニールハウスに入るとラベンダーとバジルの芳香が漂う。
こんな香りに包まれて育つトマトやメロンはさぞかし美味しいだろうなと思うのだが、ラベンダーの香りのするメロンは未だかつて採れたことがない。ねぎと混植しているメロンがねぎの味がするかといえばしたことがない。
 仕事の合間に心地よい気持ちにさせてくれる効果が一番であろう。

 さて、最近各地の直売所を見て思う事がある。よく見るとその周辺の生産者が作っていない品物が結構あったりする。中にはスーパーみたいなお店もあったりして、お客さんはそれなりに見て買っているんだろうが、それでは何故直売所の施設がこのように増えてきたのかという疑問が湧いてくる。

 本来産直とは産地直売施設の略だと思っている。おそらく産地直売施設の多くは農林水産省、県や市の農林水産部門の補助金(税金)がそうとう投入されているに違いない。それは、一次産業の活性化、利益の確保、農地の維持、地域の活性化、自給率の確保等々の目的に寄るところが大きいはずである。

その売り上げは、生産者に還元され、運営している組合などは運営経費が確保できればいいという仕組みなのだと思われる。ところが運営していくうちに売上を追求し始めるようになってくると、いろんな商売に手を出し始める。販売量を確保するために仕入れを始める。食堂などを始めたりもする。そうなってきたときに本当に、農作業に従事する生産者は幸せになれるのだろうか。一部の営業センスのある?人間のみが利益を上げる構図になっていくのではないか。

 本来の目的はそうではないはずなのだ。1次産業を救う事が目的なのだ。生産者がしあわせにならなければいけないのだ。農地がきれいに整備され、美しい景観が作られなければいけないのだ。

 産地直売所の名を利用して、畑で鍬を持って土をいじることもしない人間がもうかる仕組みになってはいけないことなのである。それは消費者や、そこに税金を投入している国民をも裏切ることになるのだ。
 
 そういう直売所が増えてくれば、そこには生産者がいなくなって行くはずである。本来そこで生涯お金が稼げて、若者がこれならとあとをついでくれる環境を整えなければいけないのである。それは産直運営にとっての目的の大前提だと考える。それを見失ったらその施設は意味のない箱モノでしかない。大手スーパーに負けて終りである。

お客さんが我々産直施設に求めているのは年中同じものがなんでも並んでいることではないのだ。季節の物、旬のものが新鮮に安心して食べられるという事が大事でなのだ。産直施設はもっと第一次産業に従事する人たちのための経営に立ち返るべきであろう。地元の生産者を利用して儲けようなどとはもってのほかだ。

 

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