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in 劇研麦の会の足跡

劇研麦の会、国民文化祭出場その2

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11月1日 我々麦の会は第29回国民文化祭・あきた2014演劇フェスティバルに参加するため宮古を出発した。

バスにキャストの面々が乗り込み、大道具・小道具・メイク道具を積込んだレンタカーは俺と細越氏が乗り込んだ。
途中昼食を取りながらの5時間のロングドライブは久しぶりだ。

何年か前盛岡劇場でやった8時の芝居小屋の時と同じだな、ふと思った。ロングドライブも話題に事欠くことは無い。何しろ細越氏とは30年来の付き合いである。活動の場もリンクしているところが多々あるのだ。
その話題を書きだすととりとめもなくなるので別の機会に。

小坂ICを下りて間もなく、のぼりの立ち並ぶ康楽館への道へと入る。そこから俺はタイムスリップしていくのである。
昔どこかで見たような、経験したような、どことなく懐かしさのある。この気持ちは何だ?

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康楽館と演劇フェスティバルの看板、そして康楽館と実行委員会の人たちが私たちを迎えてくれた。

ここで私たちの芝居が出来ること、観てもらえること、この瞬間が至福の時かもしれない、ふとそう感じる。

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裏方は森田氏と細越氏、そして私の3名だけ。いつの間にかこの人数になっていた。酒好きのとっつぁん3人、麦の会を支える少数精鋭の裏方3人衆なのだ、と自画自賛しているのだ。だが長旅と緊張感は結構つらい年になってきたのだ。

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他の団体の観劇後、弁当を食べていよいよ我々のリハーサル時間。仕込みから始める。康楽館のスタッフにお手伝いいただきながら大道具を組んでゆく。

その前に明治43年に建てられたというこの芝居小屋の案内をしてくれたので、少々。花道につけられた、ちいさなせりを切穴(すっぽん)とよぶらしいがそれを見たり、回り舞台を見たり。人が人力で動かすこの装置は今も現役なのだ。
見る物どれもが時代と月日、人々の心を感じさせてくれるものばかりである。タイムスリップしてゆく自分、小坂町の人々に感動を覚える。

大道具の仕込みも慣れたもので15分足らずで完成。俺は音響室へと入る。今回はCD1枚でレヴェルとタイミングだけだからたいして準備は必要ない。担当の方に挨拶して説明を受け、早速スタンバイに入る。緞帳と音のタイミング、照明を打ち合わせ、リハーサルスタート。

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ちなみに、ここは全席桟敷席である。座布団に座り、食べたり飲んだりしながら芝居を楽しむのである。照明のスタッフさんがコーヒーやジュースを売ったりととにかく忙しく働いています。2階席もあってほんとに心地よく芝居が楽しめるのである。だからと言って公演中に菓子をかみ砕く音や飲み物をすする音などしないのである。

いままでやってきた舞台とはちょっと違い、戸惑いもある。反響がないぶん、声の出し方をしっかりやる必要があるのだ。
本番に強い麦の会、さすがに定番になりつつある”姉が泣いた”はいい仕上がりになっていた。

だが、数か月前は公演が出来るかどうかという瀬戸際に立たされていたのだ。そんなときはたいがい救世主が現れるというのも麦の会。そんな橋を幾度となく、いや66年間もと言った方がいいかもしれないが渡っていまここに居るのである。

つづく



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